新しいことわざの世界

古いことわざを組み合わせて新しいことわざを作るブログ

蟹は栗を拾う

「猿蟹合戦」の蟹は戦いが終った後で、きちんと後片付けをし、栗を拾ったという。 どのような場合でも、後片付けやマナーが大切だという教え。 生徒:お腹が痛いなあ、立っていられないほどだ……。 先生:おっ!廊下の隅に落ちているゴミを拾っているとは、感…

金は天下の菖蒲か杜若 

どちらか分からない、どちらとも言えない、はっきりしないことを指す。 物事とは、しばしば明確に割り切れるものではないため、価値判断や態度を保留しておくべき際などにも使う。 若者:金なんかには目もくれず、自由に生きてやるぜ! 老人:待て、お若いの…

噂をすれば逃げるに如かず

噂話をしたがる人間が噂を話す前に、その場から逃げるのがよいということ。 他人の噂話は政治・宗教等と同様に、話題として避けた方がよい。 A美:ちょっと聞いて!あのドジなC江が、また失敗したのよ! B子:あっ!そういえば今日は、デコボコ食堂のレデ…

臍が茶を冷や水

信じがたいほどの奇怪な出来事や事件、現象を表すたとえ。 村人1:見ろ、こんな山奥の小屋にボーッと立っている爺さんがいるぞ! 村人2:あれが噂の仙人か?どうせ大したことねえんだろ? 村人3:あっ!臍からまばゆい緑色の光線が出た! 村人4:おお!…

壁に耳あり砂を掛ける 

村人:村長!だ、大事件ですぞー! 村長:そう慌てるでない。 村人:急に、壁から耳が生えてきたのですぞー! 村長:ま、適当にその辺の砂でもかけておくがよいわ。 (翌朝) 村人:早速やってみましたが、たちまち耳が消え失せたですぞー! 村長:はっはっ…

風が吹けば縁の切れ目

人との縁は、些細なことが原因で切れてしまうものである。 だからこそ、くれぐれも大切にせよという教え。 後輩: 卒業式だの、謝恩会だのなんて、行く意味あんのかよ?馬鹿くせえんだよ。 先輩:ふざけるな!馬鹿はお前だ! 後輩:えっ!? 先輩:「風が吹…

諺ひとり旅:来月は週二回

いよいよ作り置きの新しいことわざストックが切れかけてきたので、来月は少しペースを緩めて、週に二回くらいの更新にしてみたい。 厳密に言うと「新しいことわざ」そのものはまだ作成できるのだが、例文や会話のやり取りを考えるのに時間がかかるようになっ…

雀百まで滝登り

ある雀は、水の流れに逆らう滝登りに挑み、百歳になるまでそれを続けたという。 たとえ年齢が幾つになっても、成功の可能性が少なくても、不屈の精神で物事に挑み続けよという意味。 孫:英語のテストで0点を取っちゃった。がっかりだわ。 老人:わしは八十…

長いものには穴二つ

楚の国に目さんという、たいそう立派で長い一物をぶら下げていた男がいた。彼は自宅と妾宅を行ったり来たりする生活をしていたので、いつしか村の人々はどちらが本宅で本妻なのか判断がつきかねるようになった。 娘:ねえ、どうしてあのおじさんは二つの家を…

蛙の子の煮えたもご存じない

憎い相手を、きわめて巧みに騙している様子。 変なものを料理や食べ物に入れ、それを食べさせたくなるほど憎い相手に使う。 A子:まあ、美味しそうなシチューですこと! B子:おほほ、とっておきの秘密のレシピですのよ~(しめしめ、蛙の子の煮えたのもご存…

地獄で錦を飾る

長きに渡って悪事を重ね続けた者が、死ぬ寸前に少しだけ善行を為すこと。 悪者男爵:俺のような悪者が……、不治の病に侵されたからと言って、今さら心を入れ替えてもどうせ無駄なんだぞい! 魚面ライダー:遅くはない!たとえお前のような極悪人でも……! 悪者…

雑魚に二言はない

雑魚的なキャラクターや戦闘員など、軽い役柄には最初のひとこと以外にほとんど台詞が与えられない。 身分の低い者は、発言権がほとんどないという意味。 悪者男爵:わはは!幼稚園の給水タンクに毒を入れてやるぞい! 魚面ライダー:待て!お前たちの好きに…

青雲洗うが如し

青い空に浮かぶ白い雲を洗ったかのように汚れなく、一点の曇りもない清潔で高潔なようす。 少年:あの空に浮かぶ雲をご覧よ! 少女:とても白くて、きれいだわ! 少年:まるで、清く正しく美しいブログ「新しいことわざの世界」のようだ! 少女:「新しいこ…

上には上が蓋をする

組織の上部にはさらに上があり、しばしば下からの意見は押しつぶされてしまうものである。必死の思いで上層部へ直訴しても、もみ消されてしまうケースが多いという意味。 その一方で「駄目で元々であるから、大胆に挑戦すべきだ」という励ましの意味でも用い…

諺ひとり旅:輝け!第一回「新しいことわざオリンピック」表彰式

proverbs.hateblo.jp 今回は、愉快な企画「新しいことわざオリンピック」の表彰式である。

嘘から出た雄弁は銀

嘘をきっかけにして雄弁にペラペラ喋ると、土台がいい加減なだけに、損も得も一度にやってくるほどの騒ぎとなり、結局は酷い目にあう。 余計なことを喋るなという戒めである。 A君:おい、君はあの日、赤い服の幽霊を見たっていう噂だけど? B君:何だか霊…

心頭を滅却すれば後門の狼

精神を一つに集中しすぎると視野が狭くなり、背後から近づく災難に気付くことすらできなくなる。 物事に打ち込みすぎると、ろくなことにならないという戒めである。 教祖:おお!百日間もの寝ずの祈りが天に届いて、ついに雨が降ってきたぞ! 幹部:大変です…

ああ言えば塩

夫が「ああ、」と言いかけただけで、妻がそれと察して塩を渡す。息の合った夫婦の様子。 例文:ええ、新郎の山介さんと新婦の川子さんは、職場でも息の合ったコンビでありまして、既に一年前から「ああ言えば塩」の関係だなという専らの評判でございました。…

弘法は三界の首枷

先駆者が余りにも優れているため、後続の者がうまく育たないこと。 特定のジャンルや企業が衰退する場合等に使う。 ギター:ダメだなあ、初代のヴォーカルの時ほど人気が出ねえよ。 ヴォーカル:仕方ねえだろ!「弘法は三界の首枷」っつうくらいだからよ! …

去る者は祟りなし

自分の交際範囲から去る者は、たとえ恨みがましい言葉を言い捨てて去ったとしても、後々まで差し障りがあるようなことはほとんどない。 些細な人間関係など、切れてしまえば大抵はそこでさっぱりお終いである。 小さいことは気にせず、大胆に生きていこう。 …

虻蜂石を穿つ

アマゾン川流域の虻や蜂が、遺伝子操作や化学物質の影響で凶暴化・巨大化したため、石に穴を開けるほどになってしまった。 この驚くべき実話から生まれた諺で、進み過ぎた科学技術は恐ろしい結果を招きかねない、注意が必要だという意味。 新聞記者:科学技…

苦しい時の小説よりも奇なり

小説家が苦し紛れに捻り出した、おかしな展開やアイディアの小説よりも、さらに奇妙であること。 限度を越えた奇妙な状況。 科学者:うわ!何だこの細菌は!見てみろ! 助手:(顕微鏡を覗きながら)あっ!顔に「エヘン」と描いてある! 科学者:どうやら、…

諺ひとり旅:ピリオドの向こう側へ

毎月、10日や20日や30日といった、ゼロのつく日は「諺ひとり旅」の日である。 さて、前回から募集を開始した「新しいことわざオリンピック」は、いよいよ明日が締め切りである。 proverbs.hateblo.jp 今のところエントリーされている参加者は三名(うち二名…

三人寄れば舞台から飛び降りる

子供は元気いっぱいなので、三人も集まったらすぐに高い所から飛び降りる危険があるということ。 転じて、今にも何か起きそうだという状況を指す。 上司:この美術館の設計やデザインは、誰が手がけているんだ? 部下:はい、建築家のメケ・メケバル氏と、空…

売り言葉は三度ある

何かを売ろうとするために、対面、ネット広告、紙媒体、テレビ、イベントなど、様々なルートから売り文句や宣伝情報が入ってくる。少なくとも三回は情報を受け止め、その内容をよく把握した上で購買の意思決定を行うべきである。 買い物の際は、時間をかけて…

鶏口となるも人生は短し

小さな組織の長になったとしても、結局のところ老い先は短いものである。限られた寿命の中で、たかが出世競争にあくせくするなという戒め。 新社長:ワシは今日から社長じゃ! 副社長:おめでとうございます。 新社長:しかし、持病が山ほどあってのう……。 …

木で鼻を見て地獄

楚の国に住む目さんという男が、山で仙人に出会った。 仙人:この不思議な木を覗いてみるのじゃ。 目:いったい、何が見えるというのでしょう? 仙人:意外な物が見えるのじゃよ。 目:どれどれ。……うわーーー!! 木の中には、そこにある筈のない自分の鼻が…

悪法もまた産むが易し

天下の悪法と非難されるような法案も、いざ成立してみると、案外うまく行くことが多いものである。 A:来年から「生類憐みの令」が復活するらしいよ。 B:今どき、そんな法案が通るのかよ! ~ 一年後 ~ 外国人記者:オー!動物ヲ愛スル日本人、トテモCOOL…

鬼の居ぬ間に鬼はなし

鬼がいない間は、当然のことながら鬼はいない。 このように「当たり前」「当然」だとしか言いようのない事態を指す。 甲:弱ったなあ。 乙:言いたいことがあるなら、全部言った方がいいぞ。 甲:全くテストの勉強をしていなかったので、0点だったよ。 乙:…

二兎を追う魚は大きい

陸にいる二匹の兎を、同時に食べようと狙っている魚が海にいた。その魚は、たいへん大きな魚であったという。 大きな夢や大望を抱いている人物は、事を成す前の段階で既に大きな人物であるという意味。 A:僕は将来、日本の総理大臣とアメリカの大統領を兼…